里通(読み)さとがよい

精選版 日本国語大辞典 「里通」の意味・読み・例文・類語

さと‐がよい ‥がよひ【里通】

〘名〙
※虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初)「俵藤太殿の御娘子、米市御料人の御さと通ひじゃとおしゃれ
村里を往来すること。
草根集(1473頃)六「しるかりき里かよひしてまじれども旅行人のあよむ姿は」
③ 寺から在家へ通うこと。
※天理本狂言・若市(室町末‐近世初)「おぬしがあまりさいさいの里通ひ、ゑこころへぬと云」
④ (「里」は遊里) 遊里に通うこと。郭通い。
浮世草子西鶴織留(1694)三「自然ととまらねばならぬ首尾になって彼里がよひをやめける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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