法則の辞典 「重なり効果」の解説 重なり効果【eclipsing effect(cis effect)】 有機化学反応における立体効果の一つ.隣り合う炭素原子Cα とCβ に置換基a,bが結合しているとき,適当な溶液中で試薬と反応する際に,C-C軸が回転してaとbとが同じ側にくると,立体反発や静電反発が著しくなるため,このような遷移状態をとる反応は起こりにくくなる現象をいう. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報