重力構造論(読み)じゅうりょくこうぞうろん

最新 地学事典 「重力構造論」の解説

じゅうりょくこうぞうろん
重力構造論

gravity tectonics ,gravitational tectonics

地殻表層部の比較的広範囲の岩層が,重力による運動の結果,褶曲断層などの構造を形成したとする構造論。運動の発生機構としては,隆起帯の斜面上での地層重力滑動を主に考えている(R.W.van Bemmelen, 1934)。ただし,地すべり・海底地すべり・スランピングなどは含まない。L.U.de Sitter(1956)は滑動作用を重視して,重力滑動構造論(gravitational gliding tectonics)と呼んだ。M.Gignoux(1948)は重力滑動と重力流動とを分けて考えた。重力構造論は一般に,その根底に垂直力や横圧力を考え,その結果生じた重力ポテンシャルによる横方向の運動について論じ,造山帯,特にアルプス型造山帯での大規模な構造に適用している。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 山内

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む