野垣内村(読み)のがいとむら

日本歴史地名大系 「野垣内村」の解説

野垣内村
のがいとむら

[現在地名]大和郡山市野垣内町

高田たかだ村の北に位置する。文禄四年(一五九五)郡山城主となった増田長盛の惣堀普請で郡山城下町に接して南流していた秋篠あきしの川の流路をさらに東に移し、旧河道を郡山城の外堀としたから、当村は外堀の東西に分離されることになった。

慶長郷帳では「野坂内村」とあり、村高二三八・六石、幕府領(代官大久保長安)。元和元年(一六一五)郡山藩(水野勝成)領となり、廃藩置県に至った。この間同藩の二割半無地高増政策で村高は二九八・二五石に増加している。

郡山藩は寛永年間(一六二四―四四)外堀の西側に残っていた百姓集落を強制的に外堀の東側に移させた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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