野崎 韶夫(読み)ノザキ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「野崎 韶夫」の解説

野崎 韶夫
ノザキ ヨシオ

昭和期の演劇評論家 元・早稲田大学文学部教授。



生年
明治39(1906)年4月27日

没年
平成7(1995)年6月20日

出生地
福島県相馬市

本名
野崎 義夫(ノザキ ヨシオ)

学歴〔年〕
早稲田大学〔昭和2年〕中退

経歴
昭和2年大学を中退し、ハルビン・トーロポア準備学校にてロシア語を学ぶ。3年ソビエトのレニングラード国立舞台芸術学校に留学。5年留学中に1年にわたってソビエト演劇を連載し、同年ノヴィッキイ、マルゴーリンの著書を1冊にした「現代のソビエト演劇」を翻訳。9年満鉄に勤務し、調査部勤務を経て、ロシア人対象の日本紹介雑誌「東方評論」編集人を務める。戦後24年帰国、25年早稲田大学教授に就任。33年マルコフ「モスクワ芸術座60年史」を刊行、以後ゴルチャコーフ「モスクワ芸術座の演劇修業」などでソビエト演劇を紹介する。他に「魅惑のソビエト・バレエ」、アフィノゲーノフ恐慌」など多くの翻訳がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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