野田山村(読み)のだやまむら

日本歴史地名大系 「野田山村」の解説

野田山村
のだやまむら

[現在地名]彦根市野田山町

正法しようぼう寺村の東に位置。元亨二年(一三二二)四月八日の六波羅御教書(多賀大社文書)に野田山郷地頭がみえ、多賀社領の森木を伐り取ったとして同社から訴えられている。天正一一年(一五八三)八月一日の羽柴秀吉判物(集古文書)によると、多賀庄内野田村二三三石など三千石が久徳左近兵衛尉に与えられているが、この野田村は当地とみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android