金健瑞(読み)キム・ゴンソ

朝日日本歴史人物事典 「金健瑞」の解説

金健瑞

生年生没年不詳
朝鮮王朝後期の官人。日本語読みは「きん・けんずい」。倭学訳官として活躍。正祖20(1796)年,朝日辞書『捷解新語文釈』を著す。また曾祖父慶門が編んだ『通文館志』の交隣関係部分に増補改定を加えて,純祖2(1802)年ごろ『増正交隣志』を上梓。同書は朝鮮の側からみた朝日関係の沿革や,当時の朝鮮国内の制度を知る基本史料。

(鶴田啓)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android