新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金子正次」の解説
金子 正次
カネコ ショウジ
- 職業
- 俳優 脚本家
- 生年月日
- 昭和24年 12月19日
- 出生地
- 愛媛県
- 学歴
- 松山聖陵高卒,原宿学校(東京映像芸術学院)演技コース修了
- 経歴
- 内田栄一主宰の“東京ザットマン”に参加し、アングラ演劇俳優として小劇場を中心に活動。「美少女自動販売機」「昭和まぼろし花」など多数に出演。昭和55年に胃癌の手術をしたあと休養し、58年自ら脚本を書いて主演した映画「竜二」で映画界にデビュー。“80年代のヤクザ映画”と若い世代の圧倒的な支持を受けたこの映画での好演で、58年新人賞の有力候補とみられていたが、同年11月6日すい臓癌のため33歳で急逝。亡後、脚本作品「チ・ン・ピ・ラ」「ちょうちん」「獅子王たちの夏」が相次いで映画化された。平成14年その生涯を描いた映画「竜二 Forever」が公開される。他に「金子正次遺作シナリオ集」がある。
- 没年月日
- 昭和58年 11月6日 (1983年)
- 伝記
- その映画に墓はない―松田優作、金子正次、内田裕也、そして北野武ちりめん三尺ぱらりと散って―俳優金子正次33歳の光芒 世良 利和 著生江 有二 著(発行元 吉備人出版文芸春秋 ’00’87発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報