針を以て地を刺す(読み)はりをもってちをさす

精選版 日本国語大辞典 「針を以て地を刺す」の意味・読み・例文・類語

はり【針】 を 以(もっ)て地(ち)を刺(さ)

(「説苑弁物」の「譬若管窺天、以錐刺一レ地、所窺者甚大、所見者甚少」から) 狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。貝殻で海をはかる。管(くだ)をもって天をうかがう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「針を以て地を刺す」の意味・読み・例文・類語

はりもっ

《「説苑」弁物から》「小さな針で大きな地面を刺す」意から、貧しい見識で大きな物事に勝手な判断を下す。また、とてもできそうもないことを企てることのたとえ。

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