釣るさる(読み)つるさる

精選版 日本国語大辞典 「釣るさる」の意味・読み・例文・類語

つるさ・る【釣・吊】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 上からつるした状態になる。つり下がる。ぶらさがる。
    1. [初出の実例]「ひしこの直つるさってする縄すだれ」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))
    2. 「この部屋が宙に吊るさってゐるやうな気がして」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 つり下げる。ぶらさげる。
    1. [初出の実例]「年玉をつるさって出すはさみ箱」(出典:雑俳・柳多留‐九(1774))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android