鈍刀(読み)ドントウ

デジタル大辞泉 「鈍刀」の意味・読み・例文・類語

どん‐とう〔‐タウ〕【鈍刀】

切れ味のにぶい刀。なまくら。

なまくら‐がたな【鈍刀】

切れ味の鈍い刀。なまくら。

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精選版 日本国語大辞典 「鈍刀」の意味・読み・例文・類語

どん‐とう‥タウ【鈍刀】

  1. 〘 名詞 〙 切れのにぶい刀。なまくら刀。
    1. [初出の実例]「炉鞴鈍鉄出生鉄、利剣鈍刀鉄不知」(出典:狂雲集(15C後)再来隔生即忘)
    2. [その他の文献]〔義山雑纂‐不快意〕

なま‐がたな【鈍刀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なま」は接頭語 ) 切れ味の悪い刀。なまくら刀。どんとう。
    1. [初出の実例]「此金平はむかしのつるぎ、今はなまかたなにて候と、ゑせわらい」(出典:浄瑠璃・金平太平記(1684‐95頃)初)

なまくら‐がたな【鈍刀】

  1. 〘 名詞 〙 切れ味のよくない刀。なまし刀。なまくら物。なまくらはがね。なまくら。どんとう。〔音訓新聞字引(1876)〕

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