鉄玄武岩(読み)てつげんぶかん(その他表記)iron-basalt

最新 地学事典 「鉄玄武岩」の解説

てつげんぶかん
鉄玄武岩

ferrobasalt

特に高いFe/Mg比やFeの絶対量によって特徴づけられる玄武岩。厳格な定義はないが,A.R.McBirney et al.(1969)は12~13wt%以上のFeO*(全鉄を2価とした場合の鉄の量),6wt%以下のMgO, 48~50wt%程度のSiO2量をもつ火山岩に対して用いた。通常は玄武岩質マグマからソレアイト質の分化作用によって導かれ,さらに分化が進むとアイスランダイトが形成される。参考文献:A.R.McBirney et al.(1969) Geol. Soc. Am. Mem.,Vol.118

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関連語 前田

岩石学辞典 「鉄玄武岩」の解説

鉄玄武岩

自然鉄を含む玄武岩が西グリーンランドのオヴィファックス(Ovifax)で発見された.自然鉄は分散した粒として玄武岩質のマトリクス中に存在する.マトリクスの鉱物組成は斜長石,オージャイト,斜方輝石および副成分として磁鉄鉱と黒鉛で玄武岩質である.しばしば1m3以上の大きな鉄の塊が発見される[Forbes : 1871, Nordenskjoeld : 1872, Steenstrup : 1876, Tomkeieff : 1983].この岩石は特異なものであるが,岩石名はあまり適当ではない.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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