鉸歯(読み)こうし

最新 地学事典 「鉸歯」の解説

こうし
鉸歯

hinge tooth

二枚貝類の両殻が接合する蝶番(ちようつがい)(hinge)にある突起。鉸歯の凹凸は両殻で互いに嚙み合うように配置され,殻を開閉するときに両殻がずれるのを防止する。蝶番の内縁の肥厚部を鉸板(hinge plate)といい,その上に鉸歯がある。鉸歯の数・形・配列様式は多様であり,分類上重要な標徴となる。鉸歯の配列様式には,多数の小歯をもつ多歯型(taxodont),1~3本の主歯と側歯をもつ異歯型(heterodont),1本の主歯が同大に分かれた分歯型(schizodont),幼期には鉸歯が認められるが成長に従って消失し,成貝ではほとんど無歯か殻頂下にわずかに小歯しかみられなくなる貧歯型(dysodont)などがある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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