日本歴史地名大系 「魚住」の解説
魚住
うおずみ
- 兵庫県:明石市
- 魚住
瀬戸川東岸から
天長九年(八三二)五月一一日の太政官符(類聚三代格)に「魚住」とみえ、同地は明石郡海崖にあり、諸国の船舶が京に入る要路にある。しかし東西に島がなく南海闊遠で微風が吹けば波濤が山のごとく起こり、無事に通過できる者は少ないので、舟泊を公設したいとの清原夏野の申請があり、播磨国の次官以上一人を専当させ、費用は正税を充てることとしたとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報