銀鍔(読み)ギンツバ

精選版 日本国語大辞典 「銀鍔」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐つば【銀鍔・銀鐔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銀で作った刀の鍔。または、銀で飾りたてた鍔。
    1. [初出の実例]「打よする鞁の波に文字見えて〈葎宿〉 金色銀鍔かけおとりなり〈宗因〉」(出典:俳諧・珍重集(1678))
  3. ぎんつばやき(銀鍔焼)」の略。〔雍州府志(1684)〕

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世界大百科事典(旧版)内の銀鍔の言及

【金鍔】より

…やわらかくこねた小麦粉の薄い皮でアズキのつぶしあんを包むか,ようかん状に固めて方形に切ったつぶしあんに水溶きした小麦粉の衣をつけ,油をひいた平なべで焼いたもの。江戸前期,京都の清水坂に銀鍔(ぎんつば)と呼ばれる菓子があり,《雍州府志》(1684)によると,米粉をこねてアズキあんを包み,平なべで焼いたものであった。形が刀の鍔に似ていたためこの名があったといい,金鍔はその後身とされる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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