錠をおろす(読み)じょうをおろす

精選版 日本国語大辞典 「錠をおろす」の意味・読み・例文・類語

じょう【錠】 を おろす

  1. 錠をかける。鍵(かぎ)をかけてしめる。転じて、また比喩的に、かたくなになる。他を受け入れなくなる。
    1. [初出の実例]「大事のものはじゃうをおろし、そのじゃうに封を付くるなり」(出典:本福寺跡書(1560頃)大宮参詣に道幸〈略〉夢相之事)
    2. 「心ひとつで起請を書て錠(ヂャウ)をおろした胸の中が気はづかしいやらくやしいやら」(出典人情本春色辰巳園(1833‐35)八)

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