鍔競合・鍔糶合(読み)つばぜりあい

精選版 日本国語大辞典 「鍔競合・鍔糶合」の意味・読み・例文・類語

つば‐ぜりあい ‥ぜりあひ【鍔競合・鍔糶合】

〘名〙
① 互いに打ち込んだ刀を、鍔で受けとめ合い押し合うこと。
剣道(1915)〈高野佐三郎〉「一鍔糶胴 双方鍔糶合となりたる時、隙を見て立ちながら胴を撃つ」
② 互いに負けまいと争うこと。また、どちらが勝つかわからないきわどい争い。
※ブラリひょうたん(1950)〈高田保雑事「塚田木村の名人戦もいよいよ二勝二敗で鍔迫り合いのきびしさとなったが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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