(読み)カラミ

精選版 日本国語大辞典 「鍰」の意味・読み・例文・類語

からみ【鍰】

  1. 〘 名詞 〙 鉱石を溶かして精錬するとき生ずるかす。かなくそ。
    1. [初出の実例]「其内にからみ御座候を、ゆりわけ、〈略〉からみをは込に入」(出典:梅津政景日記‐慶長一八年(1613)八月六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「鍰」の意味・わかりやすい解説

鍰 (からみ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【スラグ】より

…のろ,滓(さい)とも呼ばれる。また非鉄製錬の場合は鍰(からみ),とくに粗金属等を製造する過程で発生するものは鉱滓(こうさい)という。表に各種金属製錬で発生するスラグの組成例を示す。…

【銅】より

…硫黄は二酸化硫黄SO2となるので,ガスから硫酸として回収される。鉄は酸化鉄(II)となり,精鉱中およびフラックスとして加えられるシリカSiO2と結合してスラグ(からみ(鍰))となる。スラグ中のSiO2は30~35%,Feは35~40%で,精鉱中のAl2O3,CaO,MgOなどの脈石成分と,亜鉛と鉛の一部も酸化されてスラグに入る。…

※「鍰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む