鎖し籠める(読み)サシコメル

デジタル大辞泉 「鎖し籠める」の意味・読み・例文・類語

さし‐こ・める【鎖し籠める】

[動マ下一][文]さしこ・む[マ下二]中に入れて堅く閉じる。
「未だ宵ながら松立てる門は一様に―・めて」〈紅葉金色夜叉

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精選版 日本国語大辞典 「鎖し籠める」の意味・読み・例文・類語

さし‐こ・める【鎖籠】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]さしこ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 戸をさして中にこめる。戸や門を閉めて中にとじこめる。さしとめる。
    1. [初出の実例]「かくさしこめてありとも、彼の国の人来(こ)ば、みな開きなんとす」(出典竹取物語(9C末‐10C初))

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