ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鏡像法」の意味・わかりやすい解説 鏡像法きょうぞうほうmethod of images 電荷のほかに平面板とか球など簡単な形の導体が存在する系の電場を求めるのに,この系を簡単な電荷だけが分布している別の系に置き換えて算出する方法。電像法ともいう。たとえば,平らな表面Sをもった無限に広がる導体と,Sから距離 a の点Aに点電荷 q とがあるときの電場は,導体を取去り,代りに面Sに対する鏡像点 B(AB=2a) に電荷 -q を考えたときの q と -q とがつくる電場に一致する。この方法は平面で境をつけられた誘電体の系などにも拡張できる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by