鑽る(読み)きる

精選版 日本国語大辞典 「鑽る」の意味・読み・例文・類語

き・る【鑽】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 木と木をすり合わせたり、金と石などを打ち合わせたりして火を取る。
    1. [初出の実例]「信の燧を東春に攅(キリ)、熟火を西秋に炬く。〈国会図書館本訓釈 攅 岐里又母三〉」(出典日本霊異記(810‐824)中)
  3. 錐で穴をあける。
    1. [初出の実例]「とをせうとては、一度に亀甲のからを銭の大さほどに鑽て」(出典:史記抄(1477)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android