鑽る(読み)きる

精選版 日本国語大辞典 「鑽る」の意味・読み・例文・類語

き・る【鑽】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 木と木をすり合わせたり、金と石などを打ち合わせたりして火を取る。
    1. [初出の実例]「信の燧を東春に攅(キリ)、熟火を西秋に炬く。〈国会図書館本訓釈 攅 岐里又母三〉」(出典日本霊異記(810‐824)中)
  3. 錐で穴をあける。
    1. [初出の実例]「とをせうとては、一度に亀甲のからを銭の大さほどに鑽て」(出典:史記抄(1477)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android