長壁民之助(読み)オサカベ タミノスケ

20世紀日本人名事典 「長壁民之助」の解説

長壁 民之助
オサカベ タミノスケ

大正・昭和期の社会運動家 野田川町議。



生年
明治32(1899)年8月20日

没年
昭和38(1963)年11月23日

出生地
京都府与謝郡市場村(現・野田川町)

学歴〔年〕
京都市立第二商業中退

経歴
大阪商船給仕をした後、日本鋳鋼所などで働き、大正9年友愛会に参加。以後多くの労働運動を指導し、昭和4年共産党に入党するが、4.16事件で検挙され懲役6年に処せられる。出獄後は社会大衆党に入党するが、11年共産党中央再建準備委員会事件で検挙され懲役4年。戦後共産党に入党し、市場村議、野田川町議などを歴任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長壁民之助」の解説

長壁民之助 おさかべ-たみのすけ

1899-1963 大正-昭和時代の社会運動家。
明治32年8月20日生まれ。大阪の造船所鉄工所ではたらく。大正9年友愛会にはいり,14年大阪木材労働組合執行委員長。昭和4年共産党に入党,四・一六事件などで2度投獄される。戦後は,共産党再建につとめ,故郷京都府の丹後地方初代委員長となる。昭和38年11月23日死去。64歳。京都第二商業中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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