長寺村(読み)おさでらむら

日本歴史地名大系 「長寺村」の解説

長寺村
おさでらむら

[現在地名]甲良町長寺

法養寺ほうようじ村の南東にある。天正一九年(一五九一)四月の御蔵入目録(林文書)に「おさてら村」とみえ、高五七五石余。慶長高辻帳に五三六石余とある。元禄八年大洞弁天寄進帳によれば男一七二・女一四七、寺社方男四・女三。浄土真宗本願寺派願得がんとく寺は永正一一年(一五一四)天台宗白竜山上厳坊と称して教実により開基され、元亀年間(一五七〇―七三)焼失、元禄三年(一六九〇)願得が改宗し、天明四年(一七八四)再建と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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