甲良町(読み)こうらちよう

日本歴史地名大系 「甲良町」の解説

甲良町
こうらちよう

面積:一三・七〇平方キロ

犬上川南岸の扇状地に位置し、北と西は彦根市と豊郷とよさと町、東は犬上川を挟んで多賀町、南は愛知えち秦荘はたしよう町と接する。町西部を東海道新幹線と近江鉄道本線が通り、東部を名神高速道路と国道三〇七号が走る。縄文後期の土器金屋かなやから出土、四―七世紀の古墳が全域にある。古代には甲良郷・尼子あまご郷が成立、平安中期に甲良庄(川原庄)尼子庄に変わる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「甲良町」の意味・わかりやすい解説

甲良〔町〕
こうら

滋賀県中東部,近江盆地東部にある町。 1955年東甲良村と西甲良村が合体し,町制。犬上川中流左岸の扇状地を占め,多くの古墳があるなど,開発の歴史は古い。農業が主産業で米作地帯を形成。中心地区は在士 (ざいじ) 。東端山麓西明寺があり本堂三重塔国宝,本坊庭園は名勝に指定。その北方に大日如来坐像のある勝楽寺がある。町域西部に近江鉄道本線,東部に名神高速道路が南北に通じ,パーキングエリアがある。面積 13.63km2。人口 6362(2020)。

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