閃絡(読み)せんらく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「閃絡」の意味・わかりやすい解説

閃絡
せんらく

空気絶縁破壊して火花あるいはアークでつながることをいう。ただし、固体絶縁物の場合は貫通ともいっている。なお、直列ギャップ(電気接点間の間隔)が火花でつながることも閃絡と考えることができるが、この場合は放電といっている。

[松田高幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の閃絡の言及

【フラッシオーバー】より

…液体中で同じ用語が用いられる場合がある。以前は閃絡ということばが用いられていたが,閃が当用漢字から外された折に,電気学会が英語のflashoverをこのように記述して正式な用語に採用して以来,日本の技術用語として広く使用されている。フラッシオーバーを生ずる電圧をフラッシオーバー電圧(しばしばFOVと略記される),一定電圧を印加したときにフラッシオーバーを生ずる確率をフラッシオーバー率という。…

※「閃絡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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