火花(読み)ヒバナ

デジタル大辞泉 「火花」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばな【火花】

細かく飛び散る火。火の粉。
石や金属などが激しくぶつかって瞬間的に発する火。
放電の際に発する光。スパーク
[類語]ほのおほむら火炎かえん光炎こうえん紅炎こうえん火柱ひばしら火先ほさき火の気火気種火火種口火発火点火着火火付き火加減火持ち残り火おき燠火おきび埋み火炭火火の粉火玉花火焚き火迎え火送り火野火

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精選版 日本国語大辞典 「火花」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばな【火花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 細かく飛び散る火。火の粉。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「火縄 ヒナワノヒヲ クチクスリニ ツケハ ヒバナガ ソノママ ヲコリデル」(出典:交隣須知(18C中か)三)
  3. 燃える火を花に見たてていった語。
    1. [初出の実例]「割り砕きて釜の下、烟りにむせぶ観世音、枯れたる木とて火花咲」(出典:浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)二)
  4. 石や金属などが、激しくぶつかった時に瞬間的に飛び散る火。
  5. 火花放電の際に発する光。スパーク。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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デジタル大辞泉プラス 「火花」の解説

火花

お笑い芸人、又吉直樹の処女小説。売れない芸人徳永と、独自のお笑い哲学を持つ先輩芸人神谷の人生交錯を描いた純文学作品。2015年刊。同年、第153回芥川賞受賞

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