開拓使最初の屯田兵―琴似兵村(読み)かいたくしさいしよのとんでんへい―ことにへいそん

日本歴史地名大系 の解説

開拓使最初の屯田兵―琴似兵村
かいたくしさいしよのとんでんへい―ことにへいそん

一冊 山田勝伴著 昭和一九年刊

解説 孔版、一七四頁。琴似兵村は、明治八年屯田兵制度による最初の兵員が入地した所で、現在の札幌市西区の中核となる。著者は初代屯田兵の長男で札幌農学校出身の元道庁技師。兵村生活の経験を生かし、貴重な内部資料を駆使して兵村制度実施の具体相を、現役・予備役・後備役の三時代と兵役満期後に分けて、兵村・兵員の視点記述。兵村史中の名作であるが、地域発展史の一典型ともいえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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