閑疎(読み)かんそ

精選版 日本国語大辞典 「閑疎」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【閑疎】

〘名〙 (形動)
① 静かで、人けがないこと。また、そのさま。
太平記(14C後)二七「幽閉閑疏(カンソ)の御住居、垣に苔むし、軒に松旧(ふり)ぬるが」
② まばらで、こみあっていないこと。また、そのさま。
休憩時間(1930)〈井伏鱒二〉「太い幹から閑疎な枝を出して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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