降り濡つ(読み)フリソボツ

デジタル大辞泉 「降り濡つ」の意味・読み・例文・類語

ふり‐そぼ・つ【降り×濡つ】

[動タ四]雨などが降ってびしょぬれになる。
「明けぬとて帰る道にはこきたれて雨も涙も―・ちつつ」〈古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「降り濡つ」の意味・読み・例文・類語

ふり‐そぼ・つ【降濡】

  1. 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 ( 古くは「ふりそほつ」 ) 雨などが降って、ぐっしょりぬれる。
    1. [初出の実例]「あけぬとてかへる道にはこきたれて雨も涙もふりそほちつつ〈藤原敏行〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六三九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android