限界効用逓減の法則(読み)げんかいこうようていげんのほうそく(英語表記)law of diminishing marginal utility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「限界効用逓減の法則」の解説

限界効用逓減の法則
げんかいこうようていげんのほうそく
law of diminishing marginal utility

1単位の増加から得られる効用すなわち限界効用は,その財の保有量 (消費量) が増加するに伴って低下していくという法則。たとえば2台目の自動車から得る限界効用は1台目の自動車から得るものより小さい。オーストリア学派によって確立された法則。最初に注目した H. H.ゴッセンの名にちなんで「ゴッセンの第一法則」と呼ばれる。

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精選版 日本国語大辞典「限界効用逓減の法則」の解説

げんかいこうよう【限界効用】 逓減(ていげん)の法則(ほうそく)

一定期間に消費される財の数量が増加するにつれて、その追加分から得られる限界効用は次第に減少するという法則。効用逓減の法則。ゴッセンの第一法則。

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デジタル大辞泉「限界効用逓減の法則」の解説

げんかいこうようていげん‐の‐ほうそく〔ゲンカイカウヨウテイゲン‐ハフソク〕【限界効用逓減の法則】

ある財の消費量の増加に伴って、限界効用はしだいに減少するという法則。効用逓減の法則。

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世界大百科事典内の限界効用逓減の法則の言及

【効用】より

…このパラドックスは,限界効用,すなわちある財の限界的1単位の効用という考え方を用いることによって,次のように説明される。限界効用は,消費者が価格を支払って購入しようとする財の最終単位の主観的有用性のことであり,その大きさは彼の保有する財の全量に依存し,その保有量が増加するにつれて一般に逓減するという性質をもつ(限界効用逓減の法則)。水の全効用は確かに大きいが,水は一般に望むだけ保有しうるから,水の限界1単位の効用(すなわち水の限界効用)はきわめて小さい。…

【ゴッセン】より

…出版当時はほとんど評価されなかったが,後にW.S.ジェボンズやF.ウィーザーらにより,限界効用理論展開における先駆性を高く評価されるようになった。限界効用逓減の法則はゴッセンの第1法則,限界効用均等の法則はゴッセンの第2法則ともよばれ,70年代に始まる経済学の新しい流れである限界分析の先駆者の一人としての地位は今日でも一般に認められている。【長名 寛明】。…

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