陳玉成(読み)ちんぎょくせい(その他表記)Chén Yù chéng

改訂新版 世界大百科事典 「陳玉成」の意味・わかりやすい解説

陳玉成 (ちんぎょくせい)
Chén Yù chéng
生没年:1837-62

中国,太平天国の英王。広西藤県の貧農の子で,14歳で挙兵に参加,以来その勇猛を以て清軍に恐れられた。1858年(咸豊8),李秀成部隊と清の江北大営を撃破した功などにより王に封ぜられ,後期太平天国を支える将軍の二本柱の一つとして江南湖北安徽各地を転戦した。1862年(同治1)安徽の要衝廬州防衛に敗れて寿州に後退したとき,捻軍の首領の一人苗沛霖(びようはいりん)の裏切りによって捕らえられ,河南省延津で処刑された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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