隅田八幡画像鏡(読み)すだはちまんがぞうきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「隅田八幡画像鏡」の意味・わかりやすい解説

隅田八幡画像鏡
すだはちまんがぞうきょう

和歌山県橋本市の隅田八幡宮に古くから所蔵されている日本製の青銅鏡。国宝銘文があり,日本の金文最古のものとして重要である。読み方については諸説があるが,「癸未年八月日十,大王年,男弟王,在意柴沙加宮時,斯麻,念長寿,遣開中費直,穢人,今州利二人等,取白上同二百旱,作此竟」とある。癸未年については,323,383,443,503年説がある。この鏡の原型として,大阪府八尾市郡川古墳から出土している神人歌舞画像鏡がそれであるという説が有力である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む