隅田川焼(読み)すみだがわやき

精選版 日本国語大辞典 「隅田川焼」の意味・読み・例文・類語

すみだがわ‐やき すみだがは‥【隅田川焼】

〘名〙 江戸の楽陶。文政二年(一八一九)ごろ佐原菊塢(きくう)が江戸向島百花園(東京都墨田区東向島三丁目)内で始めたもの。墨田川中州の土を採り、都鳥の絵を描いた器や都鳥の香合などをつくった。墨田川楽焼。
人情本・春色雪の梅(1838‐42頃か)初「能い猪口(ちょく)だねえ。角田川焼(スミダガハヤキ)かネ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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