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香合 こうあわせ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

香合
こうあわせ

たかれた香木を聞き,その香銘を当て,匂い優劣を判定し合う遊戯文亀1 (1501) 年5月 29日,主人の志野宗信のもとに牡丹花肖柏ほか8名の客が集って,歌合 (うたあわせ) の方式で 10種の香を嗅ぎ分けた「名香合」が特に著名。 16世紀頃になると遊戯上の興味の中心は,匂いと香銘の出典を考え合せて一つの物語を作ることに移っていった。

香合
こうごう

香を入れるためのふたつきの小型の器。香盒とも書き香箱ともいう。おもに香道茶の湯で用いる。漆器陶磁器,金属器のほか,貝,象牙,果実の核などで作られたものもある。陶製で型にはめて作った型物香合が特に愛好される。

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デジタル大辞泉の解説

こう‐ごう〔カウガフ〕【香合/香×盒】

香を入れる小さな容器。漆器・木地蒔絵(まきえ)・陶磁器などがある。香箱。

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百科事典マイペディアの解説

香合【こうあわせ】

をたいて,においの深浅,優劣を評し,勝負を定める遊戯。平安時代から行われ,薫物合(たきものあわせ)ともいわれた。→香道

香合【こうごう】

を入れておく蓋(ふた)付きの器。漆器,陶磁器,金属,貝等で作り,茶人の間で愛用された。特に中国製の交趾(こうち)焼や呉須(ごす),青磁等の型物香合や,日本製では志野焼織部陶乾山などのものが珍重された。
→関連項目合子

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世界大百科事典 第2版の解説

こうあわせ【香合】

出香した両者の香の優劣を競う香会をいう。平安時代,薫物(たきもの)(練香)の流行にともない,薫物を競い合う薫物合が催されたが,鎌倉時代以後は一木の沈香木で興行された。歌合,根合,菊合,草紙合,絵合などと同じく合せものである。室町末に三条西実隆,志野宗信らが催した名香合の記録《五月雨之記》に〈香あはせのうちにもたきものあはせ……〉とあるように,薫物でも沈香でも香合は催されたのであって,組香による香道の先駆となった。

こうごう【香合】

香を入れる蓋付きの器。献香聞香,茶の湯の三つの場合に分けられるが,本来香炉に添っていたものである。香合のもっとも早い例は正倉院に伝来する塔鋺といわれ,その後中国製の堆朱,存星など漆物を中心に大小の合子(ごうす)が使われている。日本の漆物としては鎌倉彫や蒔絵がある。茶の湯の香合の場合は,大別すると漆物と陶磁器で,ほかに木地物,金属,貝などが用いられ,献香用,聞香用に比べると種類が多く,造形的にも変化にとんでいる。

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