elevated coral reef ,raised coral reef
地盤の隆起または海面低下により現在の海面より高位に存在するかつてのサンゴ礁。サンゴ礁段丘(coral(reef)terrace)とも呼ばれ,過去の海面を記録している。サンゴは外骨格をつくるあられ石によって,ウラン系列法や14C法による年代測定が可能なため,第四紀の海水準変動や地殻変動を知る重要な資料となる。西インド諸島のバルバドスや,パプアニューギニアのヒュオン半島の隆起サンゴ礁が有名。両地域から得られた酸素同位体ステージ5e以降の高海面期は,汎世界的な氷河性海面変動の基準とされている。日本の喜界島・波照間島は,島全体が隆起サンゴ礁で,徳之島・沖永良部島には山地を取り巻く隆起サンゴ礁,南・北大東島には世界でも珍しい隆起環礁が存在。隆起サンゴ礁は異なる地殻変動に応じてその様式や高度を異にする。完新世の隆起サンゴ礁としては,喜界島が有名。房総半島の館山付近にも存在。
執筆者:太田 陽子
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...