際も無し(読み)きわもなし

精選版 日本国語大辞典 「際も無し」の意味・読み・例文・類語

きわ【際】 も 無(な)

  1. 際限がないさま。計り知れないさま。この上ないさま。
    1. [初出の実例]「宣旨の君は、ささやけ人の〈略〉いと心恥かしげに、きはもなくあてなるさまし給へり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘六年正月三日)
  2. 分け隔てがないさま。あまねく行き渡るさま。
    1. [初出の実例]「春の日の光はきはもなけれどもまづ花さくは梅原の山」(出典:長秋詠藻(1178)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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