隠月(読み)インゲツ

精選版 日本国語大辞典 「隠月」の意味・読み・例文・類語

いん‐げつ【隠月】

  1. 〘 名詞 〙 琵琶の胴の表板下方にある楕円形の穴。覆手(ふくじゅ)の下の隠れた位置にあるのでこの名がある。音穴(いんけつ)
    1. [初出の実例]「比巴〈略〉ふくすの下に穴あり。名隠月音穴とも云ふ」(出典:夜鶴庭訓抄(平安末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android