隣居(読み)りんきよ

普及版 字通 「隣居」の読み・字形・画数・意味

【隣居】りんきよ

となり近所。〔列子、湯問〕渤の東に、大壑(たいがく)り。~其の中に、五山り。~其の山、高下旋三里、~山の中、相ひ去ること七里、以て居と爲す。其の上の臺は皆金玉、其の上の禽獸は皆純縞、珠の樹皆叢生す。~居るの人、皆仙の種なり。

字通「隣」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

知恵蔵 「隣居」の解説

隣居

2つの世帯が、別住宅で隣り合って住む形態のこと。狭義には、1つの敷地内に別棟を建てて、親子兄弟の世帯が分かれて住む形式を指す。しかし、近年は2世帯住宅の発展で、建物は1棟だが、内部台所はもとより玄関浴室もすべて別々になっている形式が増えてきた。この形式から別棟形式までを含めて、広義に隣居という。俗にいう「スープの冷めない距離」に住むのは近居といい、歩いて10分程の距離間が目安。隣居は、同居と近居の中間として位置付けられる。

(小林秀樹 千葉大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android