隤然(読み)たいぜん

精選版 日本国語大辞典 「隤然」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぜん【隤然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 柔順なさま。したがうさま。また、気力がなくだらしないさま。
    1. [初出の実例]「隤然はなだれかたになりている体で、地のいつ迄も此なりになりて立ているを云ぞ」(出典:仁説問答師説(1688‐1710))
    2. 「吾知乾坤二体確然隤然未嘗失其本領」(出典五山堂詩話(1807‐16)序)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 文献 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む