柔順(読み)じゅうじゅん

精選版 日本国語大辞典 「柔順」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅん ジウ‥【柔順】

〘名〙 (形動) 性格態度がおとなしくてすなおなこと。ものやわらかで逆らわないこと。また、そのさま。従順。
勘仲記‐弘安六年(1283)冬・紙背(平等院堂僧等挙状)「範弁者、学窓聚雪而積年、文場拾蛍而累日、其上柔順」
※土井本周易抄(1477)一「柔順ばかりで首らに居るもわるいぞ」 〔易経‐坤卦〕

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デジタル大辞泉 「柔順」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅん〔ジウ‐〕【柔順】

[名・形動]性質・態度などがすなおでおとなしいこと。また、そのさま。温順。「素朴で柔順な人々」
[派生]じゅうじゅんさ[名]
[類語]内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦怯弱意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順従順温柔温良順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか控えめ優しい・内向的・人見知りしんねりむっつりシャイ

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普及版 字通 「柔順」の読み・字形・画数・意味

【柔順】じゆうじゆん

すなお。

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