雀の宮(読み)すずめのみや

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雀の宮」の意味・わかりやすい解説

雀の宮
すずめのみや

雀に助けられてそれを祀(まつ)った宮にちなむ伝説昔話。妻と間男に謀られて、針の入った餅(もち)を食べさせられた男が、苦しんで寝ていると、その傍らに同じように一羽の雀が苦しんでいた。すると、別の雀が飛んできて草を食べさせたところ、尻(しり)から光るものが出てきた。見ると針であった。男は自分も縫い針を食べさせられたと思い、韮(にら)を食べると針が出たので、妻のたくらみを知った。男は雀を大明神に祀ったという。栃木県河内(かわち)郡雀宮(すずめのみや)町(現宇都宮市)の雀宮神社は、この伝説が縁起となっている。昔話の型には、食べる草が針を溶かしてしまうという話もある。

[渡邊昭五]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む