大明神(読み)ダイミョウジン

デジタル大辞泉の解説

だい‐みょうじん〔‐ミヤウジン〕【大明神】

神号の一。神名の下につけ、明神をさらに尊んでいう称。「稲荷(いなり)大明神
人名・事物名などの下につけ、それを神に見立て、強い願望や祈念を表す。親しみをこめたからかいの意で用いられることもある。「かかあ大明神

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大辞林 第三版の解説

だいみょうじん【大明神】

「明神」をさらに尊んだ言い方。 「正一位稲荷いなり-」
名詞の下に付けて、敬意・尊崇・願望、ときにおどけた気持ちを表す。 「かかあ-」

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精選版 日本国語大辞典の解説

だい‐みょうじん ‥ミャウジン【大明神】

〘名〙
神号の一種。神の尊称。一般的に、信仰の厚い神に対する尊信からその神名に付けて呼ぶ神号。稲荷大明神など。
※三代実録‐仁和二年(886)八月七日「掛けまくも畏(かしこ)き松尾大明神の広前に」
② 人名、事物名、状態を表わす語などの下に付けて、神に見たて、それに対する尊崇・感歎・喜び・願望などの強いことを表わす語。
※浮世草子・日本永代蔵(1688)一「始末大明神(ミャウジン)の御詫宣にまかせ、金銀を溜べし」
③ 語調を強めたり調子よくしたりするのに、語の下に付けていう。
※人情本・春色雪の梅(1838‐42頃か)初「あがったり大明神(ダイミャウジン)だ」

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世界大百科事典内の大明神の言及

【明神】より

…神の尊称の一つで,神威明らかな意。同音の名神に代わって9世紀半ばころから使われるようになったが,名神が《延喜式》臨時祭の条にいう名神祭にまつられる特定の神格に限っての称であるのに対して,明神号には祭祀上の限定はなく,近世には神祇伯を名のる吉田家が私に明神(または大明神)号を乱発するにいたっている。しかし記録の上では,《日本後紀》弘仁5年(814)9月15日条に豊稔を感謝して〈明神〉に奉幣したとあるのが初見で,その後《続日本後紀》承和10年(843)4月の条に山埼神が〈名神〉にあずかったとありながら,同15年(848)3月の条には同神を〈山埼明神〉と記しており,また嘉祥1年(848)11月の条には隠岐国伊勢命神がよく霊験を示すので〈明神〉に列せられたとあるなど,当初は従来の〈名神〉との混用があって同義であったらしい。…

※「大明神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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