雁多尾畑古墳群(読み)かりんどうばたこふんぐん

日本歴史地名大系 「雁多尾畑古墳群」の解説

雁多尾畑古墳群
かりんどうばたこふんぐん

[現在地名]柏原市雁多尾畑

雁多尾畑集落の北西、東と南を青谷あおたに川、北を本堂ほんどう川、西はたに川に挟まれた標高二〇〇―三五〇メートルの丘陵上にある。分布状態は西側に片寄って密集しており、主体部はすべて横穴式石室である。おおまかに分けて四八支群四〇〇基が認められ、七世紀前半に築造されたと考えられる無袖の小型石室が多く、また第八支群第九号墳は横口式石槨である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 青谷 鍛冶 本堂

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android