雅印(読み)がいん

精選版 日本国語大辞典 「雅印」の意味・読み・例文・類語

が‐いん【雅印】

  1. 〘 名詞 〙 雅号を彫った印判
    1. [初出の実例]「書画詩文家の関防落欵など所謂雅印(ガイン)を刻る位に過ない」(出典:閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉印の字と御座り奉る)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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世界大百科事典(旧版)内の雅印の言及

【印章】より

…落款に印を用いる風も明以後は一般化し,文人は印にも意を用いて姓名や雅号のみならず,詩句を彫って鑑賞することも行われ,14世紀には青田石に容易に彫刻することが発見され篆刻は文人の教養の一つとなった。これらの私印を雅印とよぶ。それとともに古印の研究が盛んになり,宋代以後金石学とともに発達したが,印譜が世に行われるようになった。…

※「雅印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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