耳目(読み)ジモク

デジタル大辞泉の解説

じ‐もく【耳目】

耳と目。聞くことと見ること。見聞。「耳目を広める」「耳目に触れる」
多くの人々の注意。「世間の耳目を集める」
ある人の目や耳となって、仕事を助けること。また、その人。「長官の耳目となって働く」

じ‐ぼく【耳目】

じもく(耳目)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

じもく【耳目】

耳と目。見聞。
人々の注意・注目。 「世の-をひく」 「 -を集める」
自分の見聞したことを知らせ、その人を補佐すること。また、補佐する人。 「総理の-となる」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

じ‐ぼく【耳目】

〘名〙
※曾我物語(南北朝頃)四「しほくの及ぶ所、こくちんに遑あらず」
※翁問答(1650)上「耳目(ジボク)の聰明、四肢の恭重、行住坐臥の法則、皆孝徳愛敬の感通ならざるはなし」
※太平記(14C後)三三「さしも爪牙(さうげ)耳目(ジボク)の武臣たりしかば」

じ‐もく【耳目】

〘名〙
① 耳と目。
※万葉(8C後)一七・三九七三・題詞「昨日述短懐、今朝汙耳目
※集義和書(1676頃)一「心は耳目手足の能なけれども、よく耳目手足を下知して尊きがごとくに候」 〔春秋左伝‐成公二年〕
② 聞くことと見ること。見聞
※本朝文粋(1060頃)八・因流泛酒詩序〈大江匡衡〉「妙舞清歌之悦耳目、綺肴玉饌之堆杯盤
※読本・椿説弓張月(1807‐11)残「いまだ耳目(ジモク)を経ざる所は、こころもこれをしるによしなし」
③ (耳、目となって)人を補佐すること。また、その人。
※信長記(1622)一下「すなはち家老耳目(ジモク)の臣召あつめられ、将軍御帰洛の儀評議せられけるが」

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