集会の書(読み)しゅうかいのしょ(その他表記)Ecclesiasticus ラテン語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「集会の書」の意味・わかりやすい解説

集会の書
しゅうかいのしょ
Ecclesiasticus ラテン語

『旧約偽典』のうち51章からなる最大の書。紀元前2世紀の作。日常生活のさまざまな局面にわたって人生の処し方を説いた格言集的性格を備え、それを可能にするための知恵の習得が説かれている。書名は、3世紀中葉以後のラテン語系教会で用いられてきたが、本書を教会の聖職者訓練に使用したことから「教会=集会」ekklēsiaの書とよんだとする説や、「伝道者」ecclesiastēs(ソロモン)の書とする説がある。ヘブライ語原名、ギリシア語訳などにより、「ベン・シラの知恵」「シラの子」「イエスの知恵」などさまざまによばれる。

[秋輝雄]

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