集尿器(読み)しゅうにょうき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「集尿器」の意味・わかりやすい解説

集尿器
しゅうにょうき

体外につけて尿を集める器具をいい、腎瘻(じんろう)、膀胱瘻(ぼうこうろう)、腸管導管などの出口や尿道口などに装着して尿を集める。各所に入れたカテーテルに接続して尿を採尿袋へ導く場合もある。この場合の採尿袋は集尿器の一種であるが、一般的には体に直接貼布(ちょうふ)して尿を集めるものを集尿器という。小児の採尿用の袋、陰茎部へコンドーム状にはめて集尿するウリナールなどの器具、腸管導管の出口に人口肛門(こうもん)と同じように貼(は)り付けたりバンドで押さえ付ける袋などが狭義の集尿器である。

[河村信夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android