雉怡郷(読み)ちいごう

日本歴史地名大系 「雉怡郷」の解説

雉怡郷
ちいごう

和名抄」諸本のうち名博本は「雉」と記す。いずれも訓を欠く。「太宰管内志」は「雉怡は、知の一言によむべし」とし、「地名は必二字にかく例なれば、ひびきのイを添へて書キたるものなり」との見解を示している。これに従えば「ちい」と訓ずるのであろう。同書は筑前の国学者香月春岑の「雉怡の知は、後世に転して、今の角谷ノ辺を云ふか」との説を引いて角谷(津野谷、現添田町津野)に比定する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android