雑記帳(読み)ザッキチョウ

デジタル大辞泉 「雑記帳」の意味・読み・例文・類語

ざっき‐ちょう〔‐チヤウ〕【雑記帳】

秩序だてずいろいろなことを書きつけておく帳面

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精選版 日本国語大辞典 「雑記帳」の意味・読み・例文・類語

ざっき‐ちょう‥チャウ【雑記帳】

  1. 〘 名詞 〙 いろいろなことを書きつけておく帳面。手控帳。ノートブック
    1. [初出の実例]「跡は小さい本と雑記帳(ザッキチャウ)とで填まってゐる」(出典二人の友(1915)〈森鴎外〉)

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世界大百科事典(旧版)内の雑記帳の言及

【鉛筆】より

…おりしも日本の洋紙工業は,鉛筆とまったく軌を一つにして,1900年代から本格的量産体制に入り,10年代には和紙生産量を追い抜いて海外へ輸出するようになり,国内でも輸入洋紙に代わる安価な国産洋紙が豊富に用いられるようになった。学校でも,高価な手すき和紙に代わって安価な洋紙(ザラ紙)とその洋紙をとじ合わせた雑記帳(子ども用ノートブック)が使用されはじめており,この洋紙と筆記具としての鉛筆とが結びつくことにより,子どもの学習はきわめて大きな変貌をとげることになった。低品質の鉛筆は学童用の〈五厘鉛筆〉〈一銭鉛筆〉として,小学校を通じての一本売りにより急速に普及した。…

【ノート】より

…江戸時代,寺子屋では手習草紙と称して,半紙を綴じたものに手習いの練習をしていた。1887年(明治20)ころには,鉛筆で記入する雑記帳または帳面と呼ばれた和紙(更紙)製のものが小学生の学習用に用いられた。大学ノートは,1884年に東京大学前の松屋が販売したものが最初といわれる。…

※「雑記帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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