雑閙(読み)ざっとう

精選版 日本国語大辞典 「雑閙」の意味・読み・例文・類語

ざっ‐とう‥タフ【雑踏・雑沓・雑鬧タウ・雑遝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) さわがしくこみあうこと。また、人が多くでてこみあうこと。ごたごたすること。また、そのさま。人ごみ。
    1. [初出の実例]「潺湲侵石浪、雑沓応琴鱗」(出典懐風藻(751)和藤原大政遊吉野川之作〈大津首〉)
    2. 「ヴェトナム語が〈略〉店からも雑踏のなかからも聞えていた」(出典:北の岬(1966)〈辻邦生〉)
    3. [その他の文献]〔漢書‐劉向伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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